三郷市早稲田公園プールは廃止?現在の営業状況と跡地再整備の真相
埼玉県三郷市の夏の風物詩として、長年にわたり多くの家族連れや子どもたちに親しまれてきた「三郷市早稲田公園プール」。近年は営業休止が続いていたことから、「いつ再開するのか」「このまま廃止になってしまうのか」と気をもんでいた地元住民も少なくありません。
結論からお伝えすると、早稲田公園プールは施設の著しい老朽化などを理由に正式に廃止が決定し、現在は公園全体の機能更新を見据えた再整備フェーズへと移行しています。かつてウォータースライダーや流水プールで賑わった名所はなぜ幕を閉じることになったのか、そして広大な跡地は今後どのように生まれ変わるのか。2026年現在の最新動向と決定的な背景を整理してレポートします。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
- 要点1:早稲田公園プールは営業再開されることなく正式に廃止となり、屋外市民プールとしての歴史に幕を下ろした。
- 要点2:廃止の主因は開園から約40年が経過した地下配管の漏水や設備劣化であり、巨額の改修費用と財政負担の兼ね合いから苦渋の決断が下された。
- 要点3:現在は跡地の解体・撤去および公園全体の包括的リニューアル計画が進んでおり、多世代が日常的に集える新たな憩いの空間への転換が進められている。
【現在の営業状況】三郷市早稲田公園プールは再開する?営業休止から廃止への経緯
2026年現在、三郷市早稲田公園プールの営業再開の予定はなく、施設は完全廃止となっています。現地を訪れても夏季のプール営業は行われておらず、かつての水遊び場としての役目はすでに終了しています。
休止への発端となったのは、2020年の新型コロナウイルス感染症拡大に伴う感染防止対策でした。当初は一時的な休園と見られていたものの、休止期間中に実施された詳細な施設点検によって、目に見えない地下構造部分の深刻なダメージが次々と発覚しました。
毎日のように数千人の市民が訪れていた施設だけに、市議会やパブリックコメントでも存続を求める声が上がりましたが、安全性確保と将来的な維持管理コストを総合的に勘案した結果、プールをそのまま再開することは極めて困難であると判断され、廃止の運びとなりました。
なぜ閉鎖されたのか?早稲田公園プール廃止の決定的な理由と施設老朽化の深刻度
多くの市民から愛されていた屋外プールが廃止に追い込まれた背景には、全国の自治体が直面している公共インフラの老朽化問題が色濃く影を落としています。主な理由は以下の通りです。
1980年代前半の開設から40年近くが経過した早稲田公園プールでは、コンクリート躯体のひび割れだけでなく、地中に埋設された給排水管の深刻な漏水が発生していました。循環ろ過装置やポンプ類などの機械設備も耐用年数を大幅に超過しており、いつ致命的なトラブルが起きてもおかしくない状態に陥っていたのです。
これらを全面的に改修して現代の安全基準・衛生基準に適合させるためには、数十億円規模の巨額な財政支出が必要と試算されました。少子高齢化が進む中、年間の稼働期間がわずか50日程度にとどまる屋外プールに対し、莫大な公金を投じることへの費用対効果が厳しく問われることとなりました。
さらに、猛暑日の増加による熱中症リスクの急増など、夏の屋外レジャーを取り巻く環境変化も重なり、市は「大規模改修による存続」ではなく「別形態での公園再整備」へと舵を切る決断を下しました。
解体工事の進捗と跡地利用計画|早稲田公園の再整備・リニューアル構想
プールの廃止決定に伴い、敷地内ではプール設備の解体・撤去工事が進められ、広大なオープンスペースの活用に向けた議論が本格化しています。
三郷市が推進する公園再整備基本計画では、プール跡地を単なる空き地にするのではなく、「一年を通じて多世代が利用できる緑豊かな拠点」へとリニューアルする方針が掲げられています。
現在検討されている主な整備プランには、以下のような機能が含まれています。
- 芝生広場とインクルーシブ遊具:障害の有無に関わらず誰もが安心して遊べる遊具広場や、ピクニックが楽しめる広大な芝生エリアの整備。
- 親水空間(じゃぶじゃぶ池など):プールの記憶を継承しつつ、小さな子どもが安全に水と触れ合える浅いせせらぎやミスト噴水の設置。
- 健康増進・ウォーキングコース:高齢者から若年層までが日常的に運動を楽しめるジョギング路や健康器具の配置。
- 防災機能の強化:災害時のかまどベンチやマンホールトイレ、一時避難場所としてのインフラ機能の付加。
かつて夏限定の施設だった場所が、四季折々のイベントや日常の散歩で年中賑わう空間へと生まれ変わる計画が進んでいます。
かつての姿を振り返る|料金・施設概要とウォータースライダーの賑わい・口コミ評判
早稲田公園プールは、三郷市内はもちろん近隣の八潮市、吉川市、流山市などからも利用者が集まる大人気スポットでした。当時の充実した施設内容と良心的な価格設定は、今でも市民の間で語り草となっています。
園内には本格的な25メートル公認プールをはじめ、ゆったりと水流に乗れる流水プール、小さな子どもでも安心して入れる水深の浅い幼児用プールが備わっていました。なかでも一番の目玉だったのが、高台から曲がりくねって滑り落ちるウォータースライダーで、開園直後から順番待ちの長い列ができるほどでした。
利用料金も大人数百円、子ども数十円から100円程度と非常にリーズナブルで、「お小遣いで一日中遊べる最高の場所」「夏休みはほぼ毎日通っていた」という口コミが多数寄せられていました。売店で買ったアイスやフランクフルトの味とともに、多くの人々の心に色鮮やかな夏の思い出として刻まれています。
早稲田公園の駐車場・アクセス情報と代替となる周辺プール施設
プールは廃止されたものの、早稲田公園自体はテニスコートや遊具、豊かな緑を備えた都市公園として日常的に利用されています。アクセス環境は良好で、JR武蔵野線「三郷駅」北口から徒歩約10分の距離に位置しています。
敷地内には専用の無料駐車場が用意されているほか、駐輪スペースも各入口付近に整備されています。ただし、週末やイベント開催時などはテニスコート利用者などで混雑しやすいため、訪問時間帯には注意が必要です。
なお、夏場の水泳や日常的なトレーニングを希望する市民に向けては、市内の屋内温水プール施設や近隣自治体の公営プールが代替として案内されています。
- 三郷市総合体育館(近隣温水プール等):天候に左右されず一年を通して水泳練習や健康づくりができる屋内施設。
- 吉川市・八潮市・流山市の公共温水プール:近隣エリアに点在する通年型プール施設。利用区分や相互利用枠を確認の上での利用が推奨されます。
- しらこばと水上公園(越谷市):大規模な屋外レジャープールを楽しみたい場合の広域アクセス先。
【三郷市早稲田公園プール】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:早稲田公園プールは完全に解体されましたか?
A1:はい。プール本体の運用は終了しており、順次解体・撤去作業および整地作業が進められています。現在は跡地を活用した新たな公園整備計画の実施フェーズに入っています。
Q2:跡地に新しい屋外市民プールが建て直される可能性はありますか?
A2:現時点において、同規模の屋外レジャープールを再建する計画はありません。維持管理費の膨大さや年間稼働日数の少なさから、通年利用が可能な広場、遊具エリア、親水施設などを核とした複合的な都市公園としての再整備が進められています。
Q3:早稲田公園内の他の施設(テニスコートなど)は現在も使えますか?
A3:利用可能です。テニスコートや一部の遊具広場、園路などは通常通り供用されています(※再整備工事に伴い一部立ち入り制限区域が設定される場合があります)。
まとめ:市民の思い出を継承し新たな憩いの場へ生まれ変わる早稲田公園
長きにわたり三郷市の夏を彩ってきた早稲田公園プール。その閉幕は一抹の寂しさを伴うものですが、老朽化による危険を回避し、持続可能な街づくりへと進むための前向きな転換点でもあります。
今後は、プールの歴史や水辺の魅力を取り入れつつ、子どもからシニアまで誰もが365日いつでも心地よく過ごせる新しい早稲田公園へと進化を遂げていきます。地域に根ざした新たな憩いの空間がどのような姿を見せてくれるのか、今後の完成と展開に期待が寄せられます。 (出典: 三郷 市 早稲田 公園 プール(Yahoo!ニュース))